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□ 4月25日(土) □


この日は、午後にジェフ・ハーパーさんとナイム・アティークさんの講演会が立教大学で催され、夕方から文京シビックセンターで板垣雄三先生と錦田愛子さんの講演会が行われた、とても忙しい日でした。



「切り刻まれるパレスチナ ~続く入植地の拡大と非暴力抵抗運動~」と題された講演会は、立教大学キリスト教学研究科の主催で、パレスチナと関わる多くの団体が賛同団体として運営を行い、人権活動家として著名なイスラエル人人類学者のジェフ・ハーパーさんと、イスラエルに住むパレスチナ人で中東聖公会エルサレム教区司祭のナイム・アティークさんを招いて行われました。
イスラエル/パレスチナ問題に深く関わるお二人の来日ということで、とてもたくさんの人たちが参加し、その参加者も学生やクリスチャンの方など、幅広い層の方々が集まりました。


ジェフ・ハーパーさんは、占領下で行われる家屋破壊について、それがパレスチナ人へもたらす影響と自身が行う阻止活動についてお話をしてもらいました。ナイム・アティークさんは、イスラエル国籍を持つパレスチナ人でキリスト教者でもあると言う特異な立場からイスラエルの行う占領の非道性を語っていただきました。
お二人とも、占領の終結、パレスチナ人の尊厳(dignity)を守るために現地において、占領と正面から向き合っている方で、とても貴重なお話だったと思います。



「パレスチナ難民の法的地位と選択権 -現実を踏まえた展望を考える 」はミーダーン(パレスチナ・対話のための広場)が主催する一年に及ぶ連続講座の最終回として執り行われました。スピーカーはパレスチナ難民の研究者の錦田愛子さんと、パレスチナ問題の草分け的大教授である板垣雄三先生でした。


パレスチナ/イスラエル問題と言うと、“占領”が目下の問題として取り上げられ、解決がより困難だとされるパレスチナ難民の問題は棚上げにされがちです。しかし現在では世界にいる難民の1/4がパレスチナ難民と言われるように、また彼らの生きる環境が依然として困難を極め、彼らの尊厳が守られていないことを鑑みると、この難民問題は占領の問題と共に考えていくことを避けることのできない重要性を持ちます。


錦田さんはレバノンに住むパレスチナ人の現状をヨルダンに住むパレスチナ人と比較し、“とりあえず”の生活環境向上の手段として挙げられる居住国での国籍・市民権取得についてお話をしていただき、
板垣先生からは、パレスチナ/イスラエル問題を現在まで引き延ばし悪化させてきた国際社会の責任と、パレスチナ人の“尊厳”が回復するための展望を、転換期に直面している国際社会の構造の中に見出すような話をしていただいたと思います。




この問題を見ていくにおいて、加害者はイスラエル人である、またはイギリスやアメリカであると言った考えを持つ人があるかもしれないと思います。しかし、“国際社会”という関係の中に生きる私たちも、パレスチナ人の尊厳の守られない状況の間接的、または直接的な加害者である。私たちはそんな認識をもっと持つ必要があり、この問題に対してもっと積極的に声を発していく、関わっていく責任があるのではないかと、そんなメッセージをこの日の二つの講演会、4人のスピーカーの方々の言葉から、私は感じました。


塩塚@ボラチーム

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